さいたまグラフ 相続のお話 10月号(第3回) 「ご先祖様まらの大切な相続」
2011
年
10
月
20
日
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今回は、葬儀の時のお布施、戒名などお寺にまつわるお話を書きます。
お葬儀の時の戒名や読経料のお布施について、事前相談時での今一番の質問について私の意見を書かせてもらいます。 色々悩むかたもいると思いますが、残された遺族の方の無理のない範囲で菩提寺や宗教者の方にお話をして、戒名をつけたり読経をお願いする形で良いのではないでしょうか。それでも何かわからなかったり、檀家さんでなく宗教者の方がいない場合は、担当葬儀社にお話してみてください。またセレモニーサロンにご連絡くださればご相談にのらせていただきます。 ところで、我が家の菩提寺の新田住職(仏心寺)に先日お会いした際、「命も相続ですよ」というお話をうかがいました。「皆さんはご自分のご先祖様が何人いるかをご存知ですか?お父さんに、お母さんに、おじいちゃんに、おばあちゃんに、ひいおじいちゃん・・・・・・千人?百万人? 想像を超えるたくさんのご先祖様がいらっしゃいますが、ただ一つ言えることは、その数え切れないご先祖様の一人でも欠けていたら、今の自分はありません。逆に言えば、誰一人欠けることがなかったからこそ、今のいz分があります。 そう考えると『私』以外に『私』はいないのです。百年前でも、百年先でもなく『私』は、今、ここにしかいません。 誰に代わってもらうことも出来ない『私』なのです。ずっとつながってきた≪いのち≫が今の私に流れています。 私自信を大切にすることが、相続されてきた≪いのち≫を大事にしていくことにつながっていくのですよ。」 というお話でたった一つの命のお別れですから、見送る遺族の方が納得するお葬儀にして、その後のいろいろな意味での相続につなげてもらいたいと思います。 |