お知らせ
さいたまグラフ 相続のお話 6月号(第1回) 「避けて通れぬ相続の手続き」
2011 年 10 月 18 日
ステキな旅立ちのために 相続のお話
第1回 避けて通れぬ相続の手続き

初めまして、セレモニーサロンの清水と申します。埼玉県川越市で小さな葬儀社の代表をしています。
3、4年前から無料の相続セミナーを県内中心に開催しています。なぜセミナーを始めたかと言いますと、この仕事を始めたばかりの頃、ご主人を亡くした(お子さんのいない)お客様より、葬儀が終了してからご連絡を頂きました。ご主人の相続対象者となる義母が「財産相続をしたい」と言いだしたとのこと。
お客様のお話では財産と言うものは特になく、義母に分けるには、自分が住んでるマンションを売却するしかないと言います。私も一緒ににろいろと相談窓口を訪ねましたが、結局方法は自宅売却しか方法がなく、泣く泣くマンションを売り払いお客様がアパートに転居されました。その後、県営住宅に入居されましたが、5階の部屋まで足の悪いお客様が登っていく後ろ姿をみてとても気の毒になりました。「まさか義母が財産を欲しいと言う筈がない」と葬儀が終わるまでお客様は信じて疑わなかったのです。
その後も葬儀中に起こる親族間の、さまざまなトラブルを目の当たりにして、相続の争いは「お金持ちの人だけの話ではない」ということを痛感しました。そこで何かお客様の力になれないかと考えたのが、司法書士、税理士、社会保険労務士等、相続に関わるプロの先生方を講師に招いて行う勉強会でした。
この勉強会では、「遺言書の書き方」をテーマにすることも多いのですが、前述のお客様もご主人に遺言書を書いてもらっていたら、結果は全く違っていたのではないかなと考えています。6回連続となるこのコラムでは、そのような相続の知っていて良かったというお話や、最近のお葬儀の話などを紹介していきたいと考えています。
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